本作品のヒロインにして、天才ティンク開発者。
志伸とは同じ学校のひとつ後輩。
天は二物を与えなかったのか、コミュニケーション能力はあまり高くないようで、周囲からは少々浮きがち。
ただ、それを心配してくれているクラスメイトもちゃんといる。
ティンクとして破格の性能を持つイオに興味を持ち、イオの所有者である志伸に接近を試みていたが、志伸とイオの観察を続ける内に、興味の対象はイオから志伸へと移ってきている。
所有ティンクは、蝶型の物理ティンク『フェアリス』。

身長：152cm
サイズ：E
血液型：B

志伸が祖父から託された、ワンオフの人型ティンク。
自称『ティンクの女王』。
ティンクとしてはあらゆる面で破格の性能を有しており、その容姿だけでなく考え方にいたるまで、非常に人間っぽい。
志伸のことが大好きで、いつでも志伸のために何かをしたいと考えている。
従えているティンクは、キャバリア型の『ピース』。

志伸とは同い年の幼なじみ。
以前は志伸と同じ田舎で暮らしていたが、数年前にティンク特区のある新翠に引っ越してきていた。
時間を経ての再会後も志伸のことを『しーくん』と呼び、以前と変わらぬ距離感で接し、信頼100％の笑顔を向けてくる。
本人は自分の身体の発育の良さに悩んでいるようだが、ティンクであるイオも羨むほどのナイスバディ―の持ち主。
端的に言うと「胸が とても 大きい」。
所有ティンクは、白うさぎの『しろちゃん』。

ティンク業界の最大手企業『ALICE（アリセ）』の社長令嬢。
高いプライドを持っており、やや尊大な口調の自信家なのだが、実際は底抜けにいい子なため皆から好かれている。
志伸とは同学年で、真亜也と同じクラス。
放課後は『ALICE』が経営するカフェ＆ティンクショップ『P＆F』の店長を務めている。
ティンクに関する知識が自然に身についており、特にALICE製品に関しては、彼女以上に頼りになる人間はほぼいない。
所有ティンクは、小型の人型ティンク『マルル』。

莉子の所有する小型の人型ティンク。
おしゃまで可愛いメイドさん。
公式には世界初の人型ティンクなため、サイズは違えど同じ人型ティンクであるイオに競争心を抱いており、なにかにつけてイオに勝負を挑んでくる。

蘭の妹にして、姉と同じくティンク開発者。
年相応に短絡的で見栄っ張りなトラブルメーカー。
姉のことは尊敬しているし憧れてもいるが、その気持ちを言葉にすることがなかなか出来ない。
所有ティンクは、コウモリ型の物理ティンク『ショコラ』。

蘭のクラスメイト。
クラス委員を務めており、蘭がクラスで浮いていることを心配している。
良い子の上に常識人なので、苦労を背負い込みがち。
クラス委員繋がりで、莉子とは以前から顔見知り。

本作品の主人公。
田舎で祖父と二人暮らしをしていたが、祖父の死をきっかけに新翠に引っ越してくることになった。
祖父の方針でティンクを使わない生活を送ってきたため、ティンク所持者に最適化されている新翠での生活は、彼を戸惑わせる。
だが、幼なじみとの再会、新しい友人たちとの出会い、そしてイオとの邂逅が、彼の生活に変化をもたらしていく――