【イオ】「さあ、女王の登場だ!」
本当に、現れてくれるなんて。
だから俺――六郷志伸は呆気にとられるばかり。
そんな俺の視線の先で――
彼女は頭の王冠を輝かせ、凜然と胸を張る。
足元に、一匹の犬を騎士のごとく従えて。
そして俺に向けて、高らかに言った。
【イオ】「キミがボクの相棒だね!」
【イオ】「今日からボクが、キミのティンクだ――!」